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NARUKIYO YOSHIDA

February 28, 2016

Profile

Name:
吉田成清
DOB:
1972
POB:
福岡, 日本
Occupation:
板前

東京青山の裏路地に居酒屋「なるきよ」はある。 ホームページすら持たないこのお店に集まる国籍を問わない様々なアーティストや業界人は多士済々である。 板前であり店主の吉田成清氏の背景には、30’sカルチャー、音楽、映画からロシア・アヴァンギャルドと洽覧深識。 日本の風土、和の心、そしてアートを表現した料理たちは、驚くほどに美味い。 食べることを超える経験と、人生についてまでを考えさせられる、それが「なるきよ」だ。

流行りのゴタゴタに仕掛けず、美味しいもの、格好良いものを素直にね。二分の一で単純なものしよるけん、「なるきよ」があるんじゃないかと思ってね。

僕たちは10年後もこういうスタイルや文化を突き詰めて、貫いてずっと変わら無い姿勢でおろうけど、 より若い人たちの文化に対しての価値観が物凄いスピードでなくなってきているよね。 流行りのゴタゴタに仕掛けず、美味しいもの、格好良いものを素直にね。 二分の一で単純なものしよるけん、なるきよがあるんじゃないかと思ってね。 食事をとるとゆうよりも、お茶を飲むかも知れんけど、腰を据えて人と接して永く付き合う席が少なくなってきている気がして。 純喫茶までいかんけど、そこには音があって、ニュースペーパーやエロ本があって、いつもの人がそれを手に取って時間を買ってくれるね。 今追いやられとる時代の中で、そこにいた二時間かもしれんけど余裕があるね、お茶を飲むってそういう文化だと思っとるんよ。 便利な時代に生かしてもらっとるけど、やっぱり情報が飛び交って、頭ごなしで言うと先入観から入るような時代になっとる。 食事を探す云々でいうと、こういうお店でホームページを持たないのは日本で僕だけかもしれんとうちのスタッフは言うわけですよ。 「紹介するもんやなかろうもんこんな店」っていった矢先が、そういうもの見てまた新たにお客さんになってくれる人が確かに多い気もする。 それは東京だからかもしれんしね。

食がファッションになってきたのも事実やね。その分、職人の人たちが、活躍していない気がして勿体ない。

食べる事がいつからかファッションになってきとるね。 並んでいる雑誌のケツページなんかには、必ず飲食店やカフェという食に関しての記事が載るようになった。 僕達が板場はじめた頃は全然そんな事なかったし、食がどんどんエンターテインメント的になってきてる。 美味しさはお金を頂くから当たり前で、問われるものが食べる事というスタイルになってきた。 それに対して僕たちが表現出来るツールが、音であったり器だったりするね。 やっぱり器も作るし、ガラスも吹かせるしね。 美味い不味いもそうやし、格好悪いか良いか、二分の一たいね。 スタイルを出すという事は、合うと合わん人が勿論出てくるという事やけん。 ファッションで、プレーンもなのもあれば、ツートーンもあれば、モードもあれば、斬新な感じで色んな分野があるのと一緒。 食もそういう風な見方でアートとしてとられるようになってきたと思うよね。 だから食がファッションになってきたのも事実やね。 その分、職人の人たちが、活躍していない気がして勿体ない。 昔は冠が要らなかったから、今は表向きがないと、人が入るだとか入らないだとか。 問われるならば、本当に良いものが売れていない気がするし、なんであんなトコが流行っとんのか言われとる店が流行ったりとかね。 けどやっぱそれはファッションしとるかもしれんし、良い女がカウンターにいるからかもしれんし。(笑聲) ある意味そういう時代になってきとるとよね。

食べる事に興味を持ってもらうよりも、今更ですけど浪漫を持って欲しいと思うね。「成清さんお任せって!」いう言葉がね、その夜を貰いよるわけよ。

食べる事に興味を持ってもらうよりも、今更ですけど浪漫を持って欲しいと思うね。 イタリアンからフレンチまでとか、自分のリクエストが出来る良い店を持ってるなら、 素敵な彼女であったり、こなす女であったり、同級生であったり、先輩であったりね。 食事の仕方が十人十色であるなら、そういうお店を自分でしっかり持つことやね。 僕たちは毎晩テレビのチャンネルみたいに、テーブル一番から6番までとかをNHKからTBSまでやってるような気持ちで夜を預かってるね。 高級料理店とかにも憧れるし、中居がいて、スムーズな料理屋もいいけど、 ある時から僕は、やっぱり瞬間芸であって、その人たちが目に見えて、いい塩梅で帰れたりする飲み屋がしたかったし、B級の一番になってみたかった。 気持ちはね、やっぱりいろんな意味での一番になりたいですけど、そういった意味じゃ人が見た時には、居酒屋とか割烹、料亭、いろんな言い回しが飯屋にはあるからね。 以前は雇われで潜りみたいな気の利いた店しよったけん、東京でそういう凄さ、人も見せてもらったしね。 東京っちゃ凄いやっぱり、田舎には味わえん事と、その人の夜を頂けるうちが花たい。 「成清さんや・ら・せ・てっ!」いう言葉がね、その夜を貰いよるわけよ。 何作っても怒られんけん、やっぱり頭使うもん。 毎日同じ事はやりたくないけん、覚えるばい。 本当に飽きんし、楽しんどる。 親に感謝しとる、飯屋でレール引いてもらったことに。

 

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