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AKIRA BLAKE-KIKUCHI / Pan Records / Pre War Blues Laboratories

AKIRA BLAKE-KIKUCHI
Pan Records / Pre War Blues Laboratories

February 15, 2019

Profile

Name:
菊地明 / Pan Records / Pre War Blues Laboratories
DOB:
1968
POB:
千葉
Occupation:
ブルースギタリスト / ブルース研究家

僕たちが聴いてきた音楽は、真実の音なのだろうか?レコードの回転数でよく知られているのは三種類。33rpmつまり一分間に(Per minute)33回転(Rotations)するLP盤。45rpmのEP盤。78rpmのSP盤。僕たちは、無条件でこの回転数で音楽を聴いてきた。この回転数が正しくなかったとしたら?当時の機材や情報を収集分析し、レコードの回転数を復元し、真実の演奏、音を伝える機関がある。菊地明が率いる「戦前ブルース音源研究所」だ。復元した音源を聴くインパクトは大きい。クロスロードで悪魔と取引をしたロバート・ジョンソンの人間離れした声に血が通うのだ。本物の演奏を感じたい、人間は感じる生き物だから。たった一本のカーボンマイクで集音されるモノラル 録音は、全ての音が真ん中にギュッと凝縮され音のダイナミズムは半端ない。ミスプレイもお構い無しの出た目勝負の一発録音、どれだけテクノロジーが進化しても、昔の音には敵わない。より効率を追求していくことで、音楽は退化しているのではないだろうか?いつの時代も音楽は、僕たちにそう突きつけてくる。音楽の原点は間違いなく生演奏だ。さあ本物の‘音’を感じるエキサイティングな旅に出かけよう。

Restore before:
Restored sound:

戦前ブルース音源研究所 プロフィール

1920~30年代を中心としたアメリカ音楽史(レコード音源)の研究・検証機関です。特にブルースを中心としたSP盤(78rpm)時代のレコード音源の復元作業に従事資料収集や検証などを、共有することを目的としています。ヴィンテージ・ギターや弦メーカーの歴史解説、レコード録音回転速度の研究内容などを公開。研究所独自のFret Pitch理論、Trace Pitch理論、Half Step Magicなどがあり、Blind Blake検証、Charley Patton検証、Robert Johnson検証、など当時のミュージシャンを研究所所員の演奏家としての見地も加え、これまでにない視点から分析、新情報を公開。誤った再生速度音源の呼び“ハヤマワシ”というカタカナ表記は広く流布されました。研究所の成果は国内外より高い評価を頂いております。音楽が好き、ジャズやブルースといったルーツミュージックに ”興味がある”   ” 本当の演奏を知りたい”  ” 本物を感じたい ” という 本当に音楽が好きな皆様への贈り物です。(戦前ブルース音楽研究所ウェブサイトより抜粋)

中一で体を壊して入院した時に、ラジオからアナーキーの『ノット・サティスファイド』が流れてきたんだ!これが何ていうんだろ!?言葉のインパクトに凄くびっくりしたんだ。

自分の音楽に対する初期衝動。これは小学校で習う音楽が凄くつまらなかった(笑聲)。その反動でパンクという音楽がドカンと入ってきた時に「うわーこれだ!」っていう事に繋がる大きな要因になった。まず小学校で吹く10個穴のハモニカ(いわゆるブルースハープ)はベンド出来ないから半音が出せない、バンプ出来ないからリズムも出ない。もうこんなつまらないものを「コレが音楽なんだ!」って教わって、コレを覚えられない、奏でられないことを評価されるのが凄く嫌だったんだ(笑聲)。今思えば先生がベンドもバンプも出来なかったって話だよ。

*ベンド:
ハモニカ奏法のひとつ。音程を下げるテクニック。吸って音を下げるドローベンド。吹いて音を下げるブローベンドがある。

*バンプ:
ハモニカ奏法のひとつ。2つ(あるいは3つ)の穴を吸ったり吹いたりしてリズムを刻むこと。

中一で体を壊して入院した時に、ラジオからアナーキーの『ノット・サティスファイド』が流れてきたんだ!これが何ていうんだろ!?言葉のインパクトに凄くびっくりしたんだ。音楽的に技術は低い、それは簡単に分かった。でもあのパワー、何かに対して爆発する感情が伝わってくるんだ。そうするとこの人たちは何を聴いて、こんな音楽をやりはじめたんだろう?ってなる。「イギリスのパンクバンド、セックスピストルズか!なるほど!これ聴いてこういう曲にしたのか!」それで今度はピストルズが何を聴いていたのか?どんどんどんどん辿っていくとリズム&ブルースになり、最後は戦前ブルースになっていくんだよ。アンチクライストですからね!英語の先生に聞いたんだよ。菊地「『Anarchy in the U.K.』の歌詞を訳して!」先生「菊地くんは、そういうのを勉強しなくてよろしい!」そう言って、まったく訳してくれなかった(笑聲)。

中学二年の時に学ランでアナーキーのライブに行くんだ。いつも本でしか見たことのない人たちが目の前に座ってる。嬉しくて話しかけると「おう、中坊がきたぞ!」ってサインくれたりもしてね、この人たち気持ちが優しいなと思った。上手く表現できないこと、普通の人に面と向かったらトラブルになるようなことを、音楽に乗せて歌ってるだけなんだと思った、それをドカンとやられた時に心の奥の方にあるモノを掻き回される感じがあったんだ。その瞬間、この輪の中に入りたいと思ったし、そこに行けば一つになれる感じがあったし、それは生き物として何か大事なことだと感じたんだよ。音楽に、ギターに夢中になりましたね。初めて手に入れたギターは、入院中に買って貰ったストラトキャスター。中一で音楽に夢中になって、中二でギターを始めて三ヶ月でステージに立ちましたね。毎日弾いてた。朝起きてベッドで横になりながら弾いて、トイレいってまた弾いて、ご飯食べてまた弾いて学校行って昼休みにまた弾いて、学校から帰ってきてもずーっと弾いてる、寝るまで弾いてる、そんな毎日。ギターで飯食いたいと思ってた、そうなるつもりでしかなかった(笑聲)。きっと音楽が自分の中にある骨幹なんだよ。

 

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