なるきよ珍猪口
江戸時代より菱川師宣、勝川春章、鳥居清長、鈴木春信、喜多川歌麿、歌川国豊、葛飾北斎、歌川国芳など日本史を代表する絵師が手がけた浮世絵春画文化と併せて発展した酒宴余興文化は、生命力の象徴として戦いのときに武具の下に忍ばせたり、子孫繁栄の証として嫁入り道具として持たせたり縁起物としても扱われてきました。濁り酒を入れてキュッ現れる艶芸術を’粋’として当時の洒落者たちは愉しんだことでしょう。
この珍猪口は、東京青山にある居酒屋「なるきよ」店主の吉田成清氏監修のもと創業大正十三年岐阜県土岐市の窯元にて、 伝統的な成形方法「ガバ鋳込み」を用い、 ひとつひとつ全て手作業で制作された逸品です。
■なるきよ:
東京青山の裏路地に居酒屋「なるきよ」はある。 ホームページすら持たないこのお店に集まる国籍を問わない様々なアーティストや業界人は多士済々である。 板前であり店主の吉田成清氏の背景には、30’sカルチャー、音楽、映画からロシア・アヴァンギャルドと洽覧深識。 日本の風土、和の心、そしてアートを表現した料理たちは、驚くほどに美味い。 食べることを超える経験と、人生についてまでを考えさせられる、それが「なるきよ」だ。
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